小学校の写生会 投稿者:
shinsei 投稿日:2024/02/27(Tue) 12:42:46
No.14
葉っぱは緑、樹幹は茶色、花は赤、白、黄色、空は青、太陽は赤、幼稚園~小学校時代までは、そんなステレオタイプの絵を描いていれば自分の色覚特性を隠すことは容易でした(と、思い込んでいた?)
それは、他の子もそんなステレオタイプの絵を描いていたからです。
ただし、それはクレヨンや絵の具に色名が書かれているという条件付きでした。
幼稚園のときには既に自分の色覚は他の子とは違うことを漠然と感じていました。
小学校四年生のときの5月に行われた写生大会では、新緑を的確に表現していると美術の先生に褒められたことがありました。
他の子は、相変わらずステレオタイプの絵を描いていたからだと思います。
5年生のときには、これは褒められたのかそうではないのか、私の描いた絵を見て、嵐の前の絵のようだと言われました。
私は、内心褒められたものと受けとりました。なぜなら、その絵は正に台風が来る前日に描いたものだったからです。
それからは、他の子と色覚特性は違っても、自分の感じたままに描けばいいんだと思うようになりました。
ただし、草木の葉は緑の範囲内で、太陽は白から赤の範囲内でと、自分でつくった色遣いのルールの範囲内でです。
それは、やはり自分の色覚特性が少数派であることを知られたくなかったからだと思います。