色覚特性の掲示板と同文です。
WSJT-X v3.0.0-rc1 を身の程知らずで使っています。というか設定の最中です。
ようやく試験運用の段階まできましたが、オーディア関係の設定に不安要素が残っています。
ところで私は常々「1型2色覚」だと云うことを公言してきましたが、1型2色覚をご存じない方のためにあらためて説明すると、色盲・色弱という言葉ならご存じかと思います。
色盲・色弱には、大別して四つのタイプがありまして、基本的には、色の識別が苦手ということは共通していますが、....
1型2色覚
網膜に赤を感じ取る細胞が無いかあるいは機能していないタイプで赤を暗く感じるため濃色や黒い背景に赤色文字で書かれると読み取ることが非常に困難。
1型3色覚
網膜に赤を感じる細胞はあるが充分に機能していないタイプ。
2型2色覚
網膜に緑を感じる細胞が無いかあるいは機能していないタイプ。
2型3色覚
網膜に緑を感じる細胞はあるが充分に機能していないタイプ。
3型2色覚
網膜に青を感じる細胞が無いかあるいは機能していないタイプ。
3型3色覚
網膜に青を感じる細胞はあるが充分に機能していないタイプ。
1色覚
赤・緑・青を感じる細胞が無く色を識別することができない。
この内、3型と1色覚の型は希で、私自身も3型の方に会ったことはありません。理論上あり得るというタイプです。
また、1色覚の方とは直接お会いしたことはありませんが電子メールでお話したことはあります。
で、本題のWSJT-X v3.0.0-rc の話しに戻ります。
WSJT-X には、ウォーターフォールという FT8 の信号の状況を可視化したものがあります。
そこには、様々な色で区分けした情報が詰まっており、その中で赤色を使われると私のような色覚特性を持つ者にとって肝心な情報をキャッチしにくい状態がうまれます。
せめて、配色設定を自分でできるようにしてもらいたいなと最初は思いましたが設定を進めて行くうちに、Tx と Rx の周波数を合わせる方法や、確実に会っているのかを色だけでなく別の方法が用意されていたりして感心するということがありました。
八重洲無線の FTX-1 のメーター(針が赤色でカスタマイズ不可)のような開発スタッフに一般色覚しかいない、あるいは居てもカミングアウトできないといった状況なんだろうなという環境(勝手に決めつけるな)とは違っているのではと思います。
色覚特性について詳しいことは、カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)のサイトをご覧ください。
https://cudo.jp/