正常色覚(多数派)は、皆同じ色の世界を見ているのか?
正常色覚(多数派)の人は、人は誰でも同じ色の世界に生きている。(一部の少数派を除き)と、思っています。多分....

一方で色覚少数派の人は、様々な場所で排除されてきました。

色で情報を区分するときにも、少数派の人間は、その場に参加することを許されませんでした。
(色盲色弱に対する偏見や差別が色濃く残っている環境ではカミングアウトできなかった)

例えば交通信号機の色の組み合わせの、赤・緑(青緑)・黄色を作ったのは多数派の人間です。

多数派だけで作った仕掛けは、多数派にはその組み合わせでは、少数派にとって不便・不利が生じることがあるなど思いもよりません。

なにせ多数派は、皆が皆同じ色を見ていると決め込んで入るからです。

少数派の色覚特性をもつ者は、多数派の作った制度に、不便・不利を承知の上でなんとか適応していくしかありませんでした。これまでは....

カラーユニバーサルデザインの考え方が、先人の当事者の尽力によって ようやく浸透しはじめましたが、まだまだ十分とは言えません。

子どもたちの未来のために、カラーユニバーサルデザイン・カラーバリアフリーという概念が、あたりまえのことになる日を待ちたいと思います。

それまでは、少数派の我々の、より一層の努力が不可欠です。多数派で構成された社会に私たちはもっと浸潤していかなければなりません。

社会の中で色盲色弱であることをカミングアウトして、少数派の存在をアピールしなければなりません。

無為に過ごしているばかりでは何の進展もないのですから。
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