所得税確定申告会場にて
所得税確定申告に行ってきました。

順番待ちの番号標示灯が青色(白に近い)LEDなのは従来どおりですが、今年は会場に掲示されている案内表示の強調部分が昨年までの「赤」からオレンジ色寄りの「朱色」に変わっていました。

役所のスタッフの中に、1型色覚の人が加わったのか、それとも昨年の申告者から指摘があったのかは不明ですが、色覚の多様性に対する認識が、より高まったのは歓迎すべきことです。

「赤」は、目立つ色という認識が、3色覚者(多数派)にあり、また、多数派ゆえに赤を暗く沈んだ色と感じる色覚特性の持ち主の存在に考えが及ばないんだと思いますが、だからこそ少数派の色覚特性を持つ者は声を上げて、カラーユニバーサルデザインの必要性を訴えていくことが必要だと思います。
9,600,000人
少数派の色覚特性を持つ者は、日本国内で、約320万人と推定されています。
これに本人の家族2名を加えると、約960万人、仮にそのうち8 割が18歳以上だとすると、768万票の大票田となります。

カリスマ性のある人物が顕れれば、相当の圧力団体になりうるかも知れません。

ただ、色覚特性少数派に関わる社会的な問題は、個々人の心の中の偏見と差別意識を、どのように取り除いていくかというものなので、強引なやりかたはそぐわないと思います。

力で、押さえつけた差別意識は、面従腹背を生むからです。

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