一灯点滅式信号機
1型2色覚者にとって、一灯点滅式の交通信号機は苦手な存在だったが、多数派3色覚にとっても鬼門だった?

1型2色覚者が、一灯点滅式の交通信号機を苦手で危険な存在としているのは、何よりも黄色と赤色の弁別ができないという点にある。

自分が徐行して進むべきなのか、それとも一時停止をするべきなのかがわからない。

後続車のドライバーが多数派3色覚だと仮定すれば、可能なら先に行ってもらうが、そうでなければたとえ黄色の点滅でも、最徐行で進行して後続車を牽制しつつ一時停止をするが、常に追突されるリスクを侵さなければならない。

この、一灯点滅式信号機は、1984年に福岡市南区に誕生し、2015年には5,904基に達したが、同年12月に警視庁が、一時停止標識で代替できる場合は撤去を検討するよう指示したことから、漸減しているとのことだ。

その理由は、老朽化による維持コストの増大、赤色に点灯する一時停止標識やカラー舗装の普及などのほか、一灯点滅式信号機に馴染みのないドライバーが曖昧に判断してしまうなどで事故を誘発してしまうことなどが上げられるという。

実際、一灯点滅式信号機を撤去したことにより事故率が低下しているそうだ。

特に色覚特性少数派のために、一灯点滅式信号機の撤去を進めていることではないようだが、結果として、色覚特性少数派の安全に寄与しているなら歓迎すべきことだ。

(出典)

https://www.webcartop.jp/2022/12/1019541/

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