5歳のプライド
先日、5歳になったばかりの孫が遊びに来たときのこと
お持たせのケーキを食べようとした....
5歳とはいえ、まだ座卓に座るためには椅子があった方がいいと
孫に椅子に座るように促したら頑として座ろうとしない

「椅子に座らないとケーキが食べられないよ」
それでも頑なに座ろうとはしない
ケーキは大好きなはず
なのに決して座らない

なだめてもすかしても座ろうとしない
絶対に座らないという強い意志がヒシヒシと伝わってくる
しばらくは訳がわからず考えあぐねていたが
ようやくハッと気がついた
そうか、

これは5歳のプライドだ....

5歳の誕生日を迎えるにあたって
周りからさんざん謂われたにちがいない

「もう5歳だねお兄ちゃんだね」

そう繰り返して謂われていれば
本人も5歳の自我が生まれていても不思議ではない
座卓の前に座るのに椅子を使うということを
5歳のプライドが許さなかったにちがいない
お母さん自分を責めないで!
我が子の色覚特性が少数派(色盲色弱)であることを知ったときに
一番衝撃を受けるのは多くの場合母親です。

特に親類縁者に少数派の人がいないときはなおさらでしょう。
色覚特性について、色々と調べていくと自分に原因があることがわかり
子どもに申し訳ないと自分を責める人が多くいらっしゃいます。

しかし敢えて言います。
お母さん、決して自分を責めないでください。
お子さんは一時的にはあなたを怨むことがあるかもしれません。
でも、それはいつまでも続くわけではありません。

いずれは、自分自身の色覚特性を受け入れ母親への怨みは霧消します。
だれが悪いわけでもありません。
それよりも、多数派によってつくられた色に情報を載せるシステム自体を
変えていくことに注力することのほうが大切です。
排除でなく共生の道を!
逆光で信号機の背後に太陽が位置しているとき、背面から太陽光を受けて、信号機に直接光が射し込んでいるとき....

ともに信号灯のどれが点灯しているのか判別できないことがあります。
特に逆光の場合は、多数派3色覚の人でもわからないことが多いと思います。

また、供用開始前の信号機にカバーが被されていないとき、あるいは故障で点灯していないときも不安になります。

赤色が暗く沈んだ色に見える1型2色覚者には、もしかしたら赤信号が点灯しているのかもと考えるからです。

そんなときは対向車線や歩行者用信号機の様子を見て判断しています。

これを聞いて、色覚特性少数派には、クルマの運転は任せられない、そんなふうにあなたはお考えになりますか?

何でもかんでも多数派に合わせてつくられた社会システムに合わない少数派は排除すれば良いとする社会は不健全な社会です。

少数派は排除して、代償にタクシー券を配布するといった短絡的な発想はご勘弁願いたいものです。

どうかこれからも色覚特性のことに限らず少数派との共生の道を考えてくださるようお願いします。

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