保育の安全研究・教育センターのサイトの紹介
ネットで偶々見つけた
保育の安全研究・教育センターのサイトを紹介します。
連絡先を探したのですが、見付からなかったため無断リンクとなります。

サイト内の、色覚多様性(色覚特性)に関するページがこちら

https://daycaresafety.org/safety_2_5_color_recog.html

サイトのトップページがこちらです。

https://daycaresafety.org/index.html

サイトの内容は、乳幼児の安全な保育について述べられているものですが、色覚多様性の場合に幼児とどう向き合ったらよいのか、保護者にはどのように知らせるべきかについて詳しく書かれています。
自分自身の幼稚園時代を振り返ってみると、とても興味深い内容です。
色覚異常・色覚障害と色覚多様性・色覚特性
色覚異常・色覚障害、色覚多様性・色覚特性
単なる言葉の置き換えではない。
色覚異常・色覚障害は、1型2色覚や2型3色覚等の総称として使われており、それらの対岸に、正常・健常というワードがある。

それに対して、色覚多様性・色覚特性というワードは、従来対比されてきた色覚異常・色覚障害と、正常色覚・健常者というワードを、一括りにして色覚多様性・色覚特性という連続的で多様な分類の中に置こうとするものだ。

当然のことながら、そこには優劣は存在しない。
あるのは、その集団を構成する人数の分の「個性」であり「特性」だけだ。
色神検査のこと(中学2年の春)
色神検査(色覚検査)私が中学生の頃は色覚検査のことをそう言っていました。
私の年代では、色覚検査のとき生徒を一列に並べて検査を行うパターンが多かったらしいですが
それでは、衆人環視の中での検査になってしまい。検査の結果がクラス中に知れ渡ってしまいます。

その点、私は幸運だったといえるかもしれません。
検査は、教室に一人ずつ入って行われました。

結果は、赤緑色弱でした....
「理系の学校は諦めたほうがいいかもしれないね」
養護教諭の先生にそういわました。

子ども心にも自分は欠陥人間なんだと陰鬱な気分になりました。
幼稚園の時代から自分の色覚は他の人とは違うと漠然と感じていましたが、そういうことだったのかと合点がいきました。
同時に、自動車の運転免許はとれるんだろうかとも思ったことを今でも覚えています。
中学2年生の春のことでした。

色覚異常と色覚多様性、対立する概念
色覚異常と色覚多様性
「異常」と「正常」
色覚異常の当事者は、本能的に「異常」というカテゴライズに入れられることを忌避する。

「異常」の対岸にある「正常」
「正常」とは何か?
「多数派」が「正常」?

では仮に「少数派」が「多数派」になったら、異常3色覚・2色覚が「正常」になるのか?

「色覚多様性」という括りなら、「正常」「異常」という頸木から解放される?

色盲色弱は「目の病気」?

「色覚多様性」は「個性」?

この先、色覚多様性の各ジャンルをどう言い換えたところで、それが新しい差別用語にならない保証はない?

すみません、ちょっと混乱しております。
「色のふしぎと」と不思議な社会 本の紹介


「色のふしぎと」と不思議な社会 2020年代の「色覚」原論
川端裕人(著)筑摩書房 電子書籍 1,815円 紙媒体 2,090円

少数派の色覚特性を持つ人必読の書、そして多数派の人にも読んでもらいたい本です。
そ~だよなぁ~、そ~だよなぁ~、と思いながら読んでいます。

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