色覚異常と色覚多様性、対立する概念
色覚異常と色覚多様性
「異常」と「正常」
色覚異常の当事者は、本能的に「異常」というカテゴライズに入れられることを忌避する。

「異常」の対岸にある「正常」
「正常」とは何か?
「多数派」が「正常」?

では仮に「少数派」が「多数派」になったら、異常3色覚・2色覚が「正常」になるのか?

「色覚多様性」という括りなら、「正常」「異常」という頸木から解放される?

色盲色弱は「目の病気」?

「色覚多様性」は「個性」?

この先、色覚多様性の各ジャンルをどう言い換えたところで、それが新しい差別用語にならない保証はない?

すみません、ちょっと混乱しております。
「色のふしぎと」と不思議な社会 本の紹介


「色のふしぎと」と不思議な社会 2020年代の「色覚」原論
川端裕人(著)筑摩書房 電子書籍 1,815円 紙媒体 2,090円

少数派の色覚特性を持つ人必読の書、そして多数派の人にも読んでもらいたい本です。
そ~だよなぁ~、そ~だよなぁ~、と思いながら読んでいます。
正常色覚(多数派)は、皆同じ色の世界を見ているのか?
正常色覚(多数派)の人は、人は誰でも同じ色の世界に生きている。(一部の少数派を除き)と、思っています。多分....

一方で色覚少数派の人は、様々な場所で排除されてきました。

色で情報を区分するときにも、少数派の人間は、その場に参加することを許されませんでした。
(色盲色弱に対する偏見や差別が色濃く残っている環境ではカミングアウトできなかった)

例えば交通信号機の色の組み合わせの、赤・緑(青緑)・黄色を作ったのは多数派の人間です。

多数派だけで作った仕掛けは、多数派にはその組み合わせでは、少数派にとって不便・不利が生じることがあるなど思いもよりません。

なにせ多数派は、皆が皆同じ色を見ていると決め込んで入るからです。

少数派の色覚特性をもつ者は、多数派の作った制度に、不便・不利を承知の上でなんとか適応していくしかありませんでした。これまでは....

カラーユニバーサルデザインの考え方が、先人の当事者の尽力によって ようやく浸透しはじめましたが、まだまだ十分とは言えません。

子どもたちの未来のために、カラーユニバーサルデザイン・カラーバリアフリーという概念が、あたりまえのことになる日を待ちたいと思います。

それまでは、少数派の我々の、より一層の努力が不可欠です。多数派で構成された社会に私たちはもっと浸潤していかなければなりません。

社会の中で色盲色弱であることをカミングアウトして、少数派の存在をアピールしなければなりません。

無為に過ごしているばかりでは何の進展もないのですから。
私は色覚特性です。???
色覚特性という言葉の使い方
家の子が色覚特性で....
色覚特性の方々....

これらの使い方に違和感がありませんか?
色覚特性というのは、色覚異常・色覚障害というワードを言い換えるためのものではありません。

1色覚から異常2色覚、異常3色覚、3色覚以上に至るまての色覚の多様性を表す言葉のはずです。
つまり、色覚特性とは誰もが固有の色覚特性を持っているということです。

おそらくは色覚異常・色覚障害といった差別的と思われる言葉を避けるために使っているんでしょうが、それなら1型色覚や2型3色覚といった言葉を使うべきではないでしょうか。
色盲でも運転免許は取れます。
自動車運転免許証の取得について
自分が色盲だと判定されたときに、一番最初に考えたのは運転免許は取れるだろうか?
と云うことでした。
中学2年生の秋です。

結局、運転免許は取れたのですが、それは26歳の秋でした。

どうしてもっと早く取らなかったのか、それは色覚の検査を受けて、「あなたには適性がありません」と宣告されるのが怖かったからです。

たまたま、25歳のときに、
原付の免許があれば、普通免許の適性検査の際には色覚検査は免除されると知り、それなら原付免許にチャレンジしてみようかと考えました。

県の運転免許試験場では、色覚異常者は、石原式の検査は行わず、直径15センチ程の赤と緑と黄色のチャートを提示されて、色名を答えるというものでした。

初日は、赤と緑を逆に答えてしまい不合格となりました。
しかし、微妙に赤と緑の明度が違っていることに気づき、赤の方が暗く見えるということがわかりました。

検査は何度でも受けることができるとのことなので、翌日に再度検査を受けて合格することができました。

今も同じ方法で検査をしているかはわかりません。おそらく、紙に印刷されたチャートではなく、色光で検査しているのではないかと思われます。これについては、最近受験された方に情報をお願いしたいと思います。

しかし、色覚検査で色盲を理由に免許が取れなかったという話は聞いたことがありませんし。
一例だけですが、1色覚(全色盲)の方が免許を取得されたということを聞いています。

色覚を理由に運転免許試験を躊躇されている方には、原付免許から取得されることをお勧めします。

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